腕時計の防水性

腕時計の防水性とは、水の浸入に対する耐性を指します。この特性は、ISO国際基準およびスイスの基準であるNIHS規格によって規定されています。

「防水」("water-resistant")の記載のある腕時計は、水深の表記の有無にかかわらず、ISO 22810規格(スイスのNIHS 92-20規格に相当)に適合し、最低2バール(水深20メートルに相当)の水圧に耐えることができなければなりません。

「ダイバーズウォッチ」("diver’s watch")は、少なくとも水深100メートルでの水圧に耐え、ISO 6425規格(NIHS 92-11規格に相当)に規定されるすべての追加的基準(視認性、潜水経過時間モニタリングシステム、耐衝撃性、耐磁性、ブレスレットの堅牢性)を満たしている必要があります。

ISO規格またはNIHS規格のいずれかに適合した腕時計は、表記された水深を含め、日常のあらゆる水上・水中活動(シャワー、水浴、水泳、ダイビング、水上スキー、ウォーターポロなど)で使用することができます。

腕時計の適合性は、防水性を含む上記の基準に規定されるさまざまな試験によって実証されます。また、メーカーが提示する使用説明書、特に使用条件および保証条件を遵守することが推奨されます。

水深と関連する一連のピクトグラムによって表される腕時計の使用制限は、誤っている場合が多く、腕時計の防水特性について誤解を招く可能性があります。

防水」/「ダイバーズウォッチの正式な表記は、水圧/水深の追加表記の有無にかかわらず、標準化されています。

したがって、「防水」/「ダイバーズウォッチ」の表示のある腕時計は、規定される水圧/水深を超えない範囲で、あらゆる水上・水中活動に適しています。