偽造品の一番の被害者はあなたです。コピー商品を買うことは以下のような結果をもたらすためです。
- 自らの健康と安全をリスクにさらすことに
- 組織犯罪に資金を提供
- 闇労働や児童労働をサポート
- 世に認められているノウハウの盗用を容認
- 職を奪い、成長を抑圧
- そして何よりも、自身を刑事制裁にさらすことに
偽物を買うことは、自らの健康と安全をリスクにさらすこと
偽物は、安全性基準や使用する材料に配慮していません。まして健康や安全などは考慮されていません。利益だけが考えられているのです。大抵の場合、コピー商品は粗悪な品質の材料を使い、アレルギーを起こすものや毒性のあるものなど、有害な材料が使われていることもあります。
偽物を買うことは、組織犯罪に手を貸し、資金を提供すること
泥棒やドラッグは許せないと思うでしょう。コピー商品は同じ犯罪ルートを使って売られているのが現実です。偽物と犯罪ネットワークのつながりはこれまで幾度となく証明されてきました。それは、偽造はドラッグや武器の不正取引、密輸、売春など他の違法な活動と同じインフラと輸送ネットワークで成り立っているからです。
偽物を買うことは、闇労働や児童労働をサポートすること
コピー商品の製造において搾取されている人の中には子どもが多く含まれ、非常に厳しい状況で働き、ごくわずかな賃金しかもらえず、合法な保護手段、社会的保護、あるいは医療保障によって守られていないのは明らかです。
偽物を買うことは、世に認められているノウハウの盗用を容認すること
コピー商品の製造者は第三者の名声と知的財産権所有者の投資から生み出される不正な利益を横取りします。知的財産保護の正当化は、道徳面(意匠は認識され、守らなければなりません)からだけでなく、経済面(投資およびリスクの引き受けには見返りがなければいけません)からもなされます。ゆえに、知的財産は発展と進歩に寄与するのです。
偽物を買うことは、職を奪い、成長を妨げること
コピー商品の製造は正当な販売ネットワークに直接悪影響を与えますが、多くの場合不当な競争に対処できません。倒産件数が増える中、さらに多くの失業者が生まれています。偽物の製造によって、毎年ヨーロッパだけでも10万人、全世界では20万人以上の雇用が失われています。政府にとっては財政の減少となり、公的資金に影響し、新たな投資が不可能となります。
偽物を買うことは、刑事制裁のリスクに自らをさらすこと
コピー商品を買うのが罪にならないということはありません。購入者として、刑事/民事制裁や税関による制裁を受けるリスクを冒していることになります。多くの国において、偽物を所持しているだけで犯罪とみなされます。また、正当な知的財産権所有者から損害賠償請求を受ける可能性もあります。税関には、違法な製品を押収して破棄したり、多額の罰金を課したりする権限があります。