機械式時計の正確な動作を保証するためには、3~5年おきに点検、清掃するのが理想的です。バッテリ交換時には、クオーツ時計の可動部分も検査する必要があります。ほんのわずかな埃でさえも、本来あるべき時計の動作を妨げてしまう可能性があるのです。
バッテリ交換は、時計が停止したらすぐに、あるいはパワーリザーブの残量切れが表示された時に行う必要があります。バッテリ交換は、非常に素早く行われる、日常的な作業です。防水性腕時計の場合、メンテナンスの頻度は少なくなる場合があります。ただし、腕時計を開けた場合は、防水シールを交換しなければなりません。防水性は、専門の販売店で確認することができます。
例えば、腕時計を化学薬品や海水に頻繁にさらすことも、ストラップ、ブレスレット、メッキケースに損傷を与える原因となり得ることを、心に留めておく必要があります。香水や特定の化粧品が直接塗られた場合にも、同様のことが言えます。いずれにしても、適切な材料で製造され、適切なストラップやブレスレットが取り付けられた腕時計は、あらゆる不都合な事態を防ぐのに役立つものです。